マニュアル活用は楽しい!身近なマニュアルから5つの楽しさを学ぼう

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「あなたは、マニュアル人間だよね。」

こんなことを言われたら、思わずイラっとしてしまいますよね。

それは、「マニュアル人間」という表現は、言われたことしかできない、融通が利かない、という人物像を想起させるからです。

「マニュアル」という言葉が醸し出すイメージは、どうもマイナスな要素が強いようです。
はたして、マニュアルに則って作業をするのは、マイナスなことなのでしょうか。

私はそんなことはないと思っています。マニュアルによって、仕事や私生活がラクになった場面もたくさんあります。
今回は、マニュアルに含まれるマイナスの印象を覆すために、マニュアルを使う楽しさについてお話ししていきます

マニュアルは世の中に溢れている

世の中には、みなさんが想像する以上にマニュアルが溢れています。

あなたが目にしたり、手に取ったことのあるマニュアルには、どんなものがありますか?想像してみてください。
多くの人が、作業マニュアルや取扱説明書といった、手順書の類を思いつくのではないでしょうか。

  • 作業マニュアル
  • 清掃マニュアル
  • メンテナンスマニュアル
  • 取り扱い説明書

我々が定義するマニュアルのポイントは、以下の4つに定めています。

  • 仕事だけでなく、生活も対象にしている
  • 行動(=作業)だけでなく、思考も対象にしている
  • 手順書や取扱い説明書などの文書だけでなく、ツール全般を対象にしている
  • 「再現性」という言葉を含めている

詳しくは、「マニュアルについて学ぼう!そもそもマニュアルってなんだろう?」で解説していますので、ぜひご覧ください。

今回は、上記のポイントの中にある、仕事だけでなく、生活も対象にしているマニュアルを題材に、マニュアルを使う楽しさを説明していきます。

生活で対象となるマニュアルには、以下のようなものがあります。

  • 料理のレシピ
  • 家具の組み立て図
  • 洋裁の手順書
  • ヨガやストレッチのやり方を紹介する動画
  • 断捨離のコツを示す写真やチェック項目

みなさん、これらのワードをみて、どのようなイメージを抱きましたか?
日常生活に当たり前にあるものばかりですから、何か特別なイメージは抱かなかったかもしれません。
しかし、少なくとも、マイナスな印象を受けることはなかったのではないでしょうか

これらも、人の手を借りずに自分で実践できるように、手順を見える化したツール、つまりマニュアルなのです。

マニュアルというと、ぶ厚い辞書のようにまとめられたものをイメージするかもしれませんが、こういった身近にあるものも、広義的な意味ではマニュアルと呼ぶことができます
そう思うと、みなさんは日常的にマニュアルが活用できているといえるでしょう。

料理のレシピから、マニュアルを使う楽しさを学ぶ

ここからは、さらにマニュアルを使う楽しさをみなさんにお伝えしていきたいと思います。
今回は、みなさんがよりイメージしやすいよう、料理のレシピや家具の組み立て図を題材にして解説していきますね。

料理のレシピは、世に広く出回り、多くの人たちが活用する、代表的なマニュアルです。
必要な材料がリストアップさており、料理をゼロから完成させるまでの手順を、時折画像や動画を交えながら解説してくれる。
まさに典型的な手順書ですね。

(出典:家庭料理百科6 なべもの・トウフ・豆料理 国際情報社)

写真つきで解説されている料理の手順を見よう見まねで調理していくと、ずぶの素人の私でも、相応の料理ができあがりました。
トリの水炊きの味の決め手は、①〜⑥の工程の③「米は洗ってガーゼに包んでゆるく結び、水から入れて火にかけ、煮立ったら弱火にして30分くらい煮る」の部分。
この下ごしらえをきちっとおこなうことで、トリの旨味が引き出され、出汁のきいた料亭の味を再現することができました。

料理のレシピには、マニュアルを使う楽しさを感じられる5つのポイントが集約されています。

  1. 再現性
  2. 作業過程
  3. 達成感
  4. 他者からのフィードバック
  5. 次なる目標設定

この5つのポイントは、レシピ以外のマニュアルにも取り入れられています。
どういったものに取り入れられているのか、さらに別の事例を紹介していきます。

マニュアルを見ながら作業することで得られる「楽しさ」

マニュアルを見ながら作業をすることで、知らず知らずのうちに、いろいろな楽しさを得られるようになります。
マニュアルを使うことによって得られる楽しさは、以下の5つがあります。

  1. マニュアルで再現できる楽しさ
  2. 作業の過程を楽しめる
  3. できたあとの達成感を味わう楽しさ
  4. 他者からフィードバックを受ける楽しさ
  5. 次なる目標設定をする楽しさ

01. マニュアルで再現できる楽しさ

次の組み立て図をご覧ください。

(資料:https://www.ikea.com/jp/ja/p/kallax-shelving-unit-high-gloss-white-20471725/

これは、当社の設立時にIKEAから購入した、棚の組み立て図の一部です。
この他にも、スチール棚や引き出しなどを購入し、みんなで協力してオフィス家具を作りました。

IKEAは、組み立て家具を売りにしている家具の量販店です。
組み立て図には文字の説明はなく、組み立て工程をわかりやすく図示することで、言語に縛られずに万国の人たちが家具を組み立てられるようになっています。

組み立て図というマニュアルの再現性を最大限に生かしたビジネスをIKEAは展開しています。

ちなみに、工具もセットになっているので、ネジや金具の取り付けも簡単でした。

02. 作業の過程を楽しめる

マニュアルを読み解きながら作業を一つずつ進めていくと、ある個所でつまずいてしまうケースもあります。
この時には、マニュアルの手順を最初から見直して、作業工程が正しく進められているかを確認します。
すると、使用するネジの大きさの選定を間違えていることに気づき、つまずき箇所が解消される

このように、ちょっとした手戻りも発生しながら作業の過程を進めるのは、とても楽しく感じます。

一人で作業に没頭するのも楽しいですし、複数の仲間たちと作業をともにするのも楽しい。
この感覚は、料理や家具の組み立てだけではなく、プラモデルの製作や小物を手作りする際にも味わえます。

まさに、“作業に携わる”という行為そのものを、人は楽しいと感じる生き物なのではないでしょうか

03. できたあとの達成感を味わう楽しさ

先ほど紹介した、IKEAで購入した棚を、実際に組み立てている写真です。

当社が設立した2006年ごろの写真なので一昔以上前になりますが、この棚ができ上がった時の達成感は、今でも心の中に残っています。
自分で作る行為から得られる達成感は格別ですね。

野菜嫌いの子どもも、親と一緒に野菜料理を作ると、「僕の作った野菜炒め、おいしい」と言って食べることがありますね。
これも、自分で作ったことによる格別な思いがあるからです。

04. 他者からフィードバックを受ける楽しさ

作った料理をみんなに食べてもらい、「火の通り方が絶妙だね」「出汁がしっかりきいているので、胃にしみわたるよ」「本当に、一人で作ったの?」と、他者からコメントをもらうのは、とても気分がいいものです。

IKEAの組み立て家具にしても、自分で作ったということがきっかけとなり、初対面の人との話が弾み、設立時に込めた思いや苦労話に展開していくこともあります。
自分で作ったという行為には、他者の関心を引き出す力があるのです。

05. 次なる目標設定をする楽しさ

紹介した4つの楽しさを味わうと、「今度は、もう少し手の込んだことをやってみようか」という気持ちが芽生えてきます。

自力であるコトを成し遂げるのは、やる気を引き出す上で鍵となる、内発的動機を醸成するからです。

一つのマニュアル作業がきっかけとなり、次に取り組むテーマを自ら見出すようになれば、自走的に能力向上をしていく流れが生れます。
マニュアルというガイド役に導いてもらって作業するメリットは、ここに集約されるのです。

マニュアルを使ってみよう

これまで、マニュアルを使う楽しさについて解説しました。
この内容に触れてほんの少しでも、「なるほど」と感じてもらえたのであれば、実際にマニュアルを使って、この楽しさを実感してみてください。

仕事に活かす上でのおすすめは、自社に存在するマニュアル一式に目を通すことです。

サービス業なら接客マニュアル、清掃マニュアル、衛生管理マニュアルなど。メーカーなら操作マニュアル、生産管理マニュアル、品質管理マニュアルなどが当てはまるかと思います。

もし、存在しない場合には、自社の業務に関連した作業項目を選びネットで検索すれば、一般的な手順書を見つけられるでしょう。

そして、これらのマニュアルを基にして、マニュアルを使う楽しさの、再現性、作業過程、達成感、他者からのフィードバック、次なる目標設定、の流れを意識しながら、マニュアル作業をしてみてください。
必ず、何らかの新たな発見があるはずです。

まとめ

誰もが、最初は、必ず初心者という立場で仕事をはじめます。
この段階では自力で作業を進められないため、上司や先輩の指導を受けながら、作業の手順を一つずつ習得していきます。
そのため、作業を覚えるのに精いっぱいで、言われたことしかできない、融通が利かない、といった状態になっています。

まさに、「マニュアル人間」からイメージされる姿そのものなのですが、これは本当にマイナスなのでしょうか。
新しい業務に取り組むときには、誰もが通る初心者の道。
この時マニュアルは、未知なる新技能を身につけていく道標として、寄り添ってくれます。

「マニュアル人間」を、新たな業務を習得する人と正しく定義し、仕事でも生活でも、「マニュアル」を手本として、上手に使っていきましょう。

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平堀 剛

大学卒業後、電機メーカーに就職。先端技術の開発に汗を流すエンジニアを目の当たりにし、自分も何かをしたいと一念発起。学生時代からの夢、事業家(経営のプロ)を志しコンサルティング会社に転職。数多くの業界の経営実務に携わり上場(マザーズ)も経験した後に、小川とともに当社を起業。

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